2025年01月30日
渡嘉敷島視察に行ってきました。
いつもお世話になっております。
安慶田地区まちづくり推進協議会ブログです。
今回は1月23日~24日にかけて訪れた
渡嘉敷島での渡嘉敷島留学わらびやさんの活動について
取材してきた伊内容を投稿します。

渡嘉敷島わらびやを尋ねて
2025年1月23日、私は渡嘉敷島で山村留学生を受け入れる活動をしている渡嘉敷島留学わらびやを尋ねた。わらびやを訪れた切っ掛けは2024年11月9日・10日に越来・安慶田中学校区民児協が渡嘉敷島で研修会を開催し、その中でわらびやの活動についての話が出たからである。わらびや代表、坂田明子さんのお話では、活動方針は大きく2つあり、どんな事があっても自立して生きていく力を身につける事。そして、子ども達が夢中になれる夢を見つける手伝いをする事だそうだ。
わらびやは民家を改装した広い家だが、その家に坂田さん夫妻と娘さん2人、それに県外からの山村留学の中学生の男子が4人。台湾からの短期留学の女子小学生が1名の合計10人の大家族で暮らしている。特に中学生4人は大部屋で同居生活だ。私が「喧嘩になりませんか?」と聞くと坂田さんは「しょっちゅうです」とあっけらかんと答えた。多感な思春期の男子中学生、しかも出身地も違い、生い立ちも違う男子が4人も同じ部屋で1年も生活すれば喧嘩するなというほうが無理である。留学生たちは喧嘩を繰り返して、相手に自分を分かってもらい、相手の事も理解する。その過程で忍耐力とストレスを解消する知恵を身につけるのだと言う。
また、わらびやでは半自給自足の生活をしている。その大きな理由はどんな事があっても自立して生きていく力を身につけて欲しいという思いからだ。わらびやでは田圃と畑を持ち、山羊や鶏を飼育している。鶏からは卵を得て食べ、卵が産めなくなった鶏は屠畜して食べる。留学生たちは屠畜した鶏を捌く役割も担う。留学生たちは最初は躊躇するが3回も捌けば上手になると聞いて驚いた。また魚釣りも留学生たちの役割で釣った魚は家で食べ、余れば市場で売る。米作りや畑仕事、さらには土日の食事作りや平日の掃除なども留学生には課せられる。もちろん学校の宿題もやる。そのため留学生の生活は充実し忙しく、テレビもあまり見ず、スマホも家族や学校の連絡以外では触らないそうだ。
台湾から2週間の短期留学しているメイサさんは、渡嘉敷島の学校は宿題が台北の学校より少なく地域の人も親切だと語った。千葉県から留学した中学生のおざきなぎ君は生物が好きで、渡嘉敷島ではセミを捕まえ、釣りをしケラマトカゲモドキやトカシキオオサワガニの固有種を見つけた話をし、野生の山羊を捕まえたいと夢を語った。今朝は、小中校生の自殺者数が527名と過去最悪を更新したとする痛ましいニュースがあった。真のこどもまんなか社会の実現の為に、わらびやの活動に見習いたい。
安慶田地区まちづくり推進協議会ブログです。
今回は1月23日~24日にかけて訪れた
渡嘉敷島での渡嘉敷島留学わらびやさんの活動について
取材してきた伊内容を投稿します。

渡嘉敷島わらびやを尋ねて
2025年1月23日、私は渡嘉敷島で山村留学生を受け入れる活動をしている渡嘉敷島留学わらびやを尋ねた。わらびやを訪れた切っ掛けは2024年11月9日・10日に越来・安慶田中学校区民児協が渡嘉敷島で研修会を開催し、その中でわらびやの活動についての話が出たからである。わらびや代表、坂田明子さんのお話では、活動方針は大きく2つあり、どんな事があっても自立して生きていく力を身につける事。そして、子ども達が夢中になれる夢を見つける手伝いをする事だそうだ。
わらびやは民家を改装した広い家だが、その家に坂田さん夫妻と娘さん2人、それに県外からの山村留学の中学生の男子が4人。台湾からの短期留学の女子小学生が1名の合計10人の大家族で暮らしている。特に中学生4人は大部屋で同居生活だ。私が「喧嘩になりませんか?」と聞くと坂田さんは「しょっちゅうです」とあっけらかんと答えた。多感な思春期の男子中学生、しかも出身地も違い、生い立ちも違う男子が4人も同じ部屋で1年も生活すれば喧嘩するなというほうが無理である。留学生たちは喧嘩を繰り返して、相手に自分を分かってもらい、相手の事も理解する。その過程で忍耐力とストレスを解消する知恵を身につけるのだと言う。
また、わらびやでは半自給自足の生活をしている。その大きな理由はどんな事があっても自立して生きていく力を身につけて欲しいという思いからだ。わらびやでは田圃と畑を持ち、山羊や鶏を飼育している。鶏からは卵を得て食べ、卵が産めなくなった鶏は屠畜して食べる。留学生たちは屠畜した鶏を捌く役割も担う。留学生たちは最初は躊躇するが3回も捌けば上手になると聞いて驚いた。また魚釣りも留学生たちの役割で釣った魚は家で食べ、余れば市場で売る。米作りや畑仕事、さらには土日の食事作りや平日の掃除なども留学生には課せられる。もちろん学校の宿題もやる。そのため留学生の生活は充実し忙しく、テレビもあまり見ず、スマホも家族や学校の連絡以外では触らないそうだ。
台湾から2週間の短期留学しているメイサさんは、渡嘉敷島の学校は宿題が台北の学校より少なく地域の人も親切だと語った。千葉県から留学した中学生のおざきなぎ君は生物が好きで、渡嘉敷島ではセミを捕まえ、釣りをしケラマトカゲモドキやトカシキオオサワガニの固有種を見つけた話をし、野生の山羊を捕まえたいと夢を語った。今朝は、小中校生の自殺者数が527名と過去最悪を更新したとする痛ましいニュースがあった。真のこどもまんなか社会の実現の為に、わらびやの活動に見習いたい。
Posted by 安慶田地区まちづくり推進協議会 at 12:22│Comments(0)
│先進地域視察