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2024年02月26日

守姉の習慣の取材で多良間島視察


当ブログをご覧になっている皆様
いつもお世話になっております。
安慶田地区まちづくり推進協議会です。


2月22日(木)より2月24日(土)まで
安慶田地区まちづくり推進協議会事務局では、
多良間島へ視察旅行へ向かっていました。
守姉の習慣の取材で多良間島視察



※生まれて初めてプロペラ機に乗りました。


多良間島は宮古島の隣の伊良部島のさらに
隣に存在する楕円形の平らな島です。
ここでの視察の目的は多良間島の習慣である
守姉の視察です。

守姉とは、乳幼児から3歳までの子どもを
血縁がない島の10歳くらいの
女の子が面倒を見る習慣です。

古くは沖縄全域にあった習慣だそうですが
近代化とともに急速に廃れていき
今では習慣が残っているのは多良間島だけです。

守姉はただの子守のお姉さんではなく
世話をしている子供や子どもの家族とも
親戚以上の関係性を構築し、
特に守姉と守子の関係は一生続きます。

子守を通して、両方の家が結びついて
相互に助け合うのが多良間島の守姉の習慣の
土台になるものでした。

守姉の習慣の取材で多良間島視察




そのように島人どうしの絆を
大事にしている島なので
今でも人間関係が濃く
島を歩いていると見知らぬ人でも
普通に挨拶をしてきますし
全体的に風通しのよい場所でした。

私は地域社会の衰退というのは、
単純に人口が減るというだけではないと思います。
人口が減るのが問題なら
人口の多い都会なら
地域社会は活発になっているハズですが
実際にはそうではないからです。

むしろ深刻な問題は人数ではなく
個々人の繋がりの希薄さではないでしょうか?
多良間島は人口1200人の島ですが、
個人の分断が起きないように村や地域の催事
学校の運動会のような行事に力を入れています。
安慶田地区も高齢者が多く
地域のコミュニティーも弱まり
自治会加入率も30%台ですが、
多良間島で学んだ事を実践する事で
地域の絆の再生に寄与できるのではないかと
感じました。











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Posted by 安慶田地区まちづくり推進協議会 at 13:20│Comments(0)先進地域視察
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